副業はやるべき?臨床獣医師の私が翻訳を始めた理由

副業をすべきか悩んだことはないでしょうか。私自身、40代の臨床獣医師として働く中で、副業を考えるようになりました。この記事では、私が副業として翻訳を始めた経緯をお話しします。
副業を始めるにあたって、いろいろと考えることがありました。
職業柄、本業に専念するべきではないだろうか?
副業といっても、何をしたらいいのだろうか?
そこまでしなくても、今のままで何とかやっていけるのではないか?
そんなことを繰り返し考えていました。
それでも最終的には、副業に取り組むことになります。
では、私がどのような経緯で副業を始めるに至ったのか、順を追ってお話ししていきます。
ターニングポイント①

一つ目のターニングポイントは、職場を変えたことです。
兵庫県で5年間動物病院に勤務した後、広島の分院へ転勤し、そこで10年ほど働きました。
結婚して子どもができたことをきっかけに、収入面での不安を感じ、転職を考えるようになりました。
転勤後の10年間は、分院長として一人で診察や簡単な手術を担っており、臨床経験としてはある程度の土台ができていたと思います。
そうした経験を背景に転職したことで、新しい職場では、特に閑散期になると時間に余裕ができるようになりました。
この“時間の余裕”が、副業を考えるきっかけの一つになりました。
ターニングポイント②

二つ目のターニングポイントは、新築の一軒家を購入したことです。
3000万円を超える住宅ローンは、それまでの人生で経験したことのない大きな負担でした。
転職によって待遇面は改善されたものの、40歳で家を建て、35年ローンを組むということは、75歳まで支払いが続くということでもあります。
その現実を前にして、どこか焦りのような感情を抱くようになりました。
こうした背景から、資産形成に興味を持つようになり、本格的に何か副業ができないかと考えるようになりました。
副業を選ぶ背景

現在、翻訳の副業をしていますが、ではなぜ翻訳だったのでしょうか。
理由はシンプルで、前職で一度だけ翻訳の業務を受けた経験があったからです。
もちろん、大学まで学んできた英語を何かに活かせないかという思いもありました。
それに加えて、過去に一度とはいえ翻訳会社と仕事をしたことがあったため、そのつながりをもう一度活かせないかと考え、行動に移しました。
まずは翻訳会社にメールを送りました。以前このような仕事をさせていただいたことがあるのですが、現在もお仕事の機会はありますか、といった内容です。
すると、「一度ご依頼した実績があるので、まずはトライアル翻訳をお願いします」とお返事をいただきました。
その後、トライアルを経て、継続的に翻訳の仕事をいただけるようになりました。
振り返ってみると、この“たった一度の過去の経験”が思いがけず大きなきっかけになりました。
副業を開始してみてどうだったか?

収入面のメリット
翻訳会社を介した案件は不定期ではありますが、継続的に収入を得られるようになり、生活の支えの一つになっています。
妻にも働いてもらっていますが、できれば住宅ローンは自分の収入だけで返済したい、しかもできる限り早く完済したいという思いがあります。
その点で、この副業収入は非常に助けになっています。
知識面のメリット
いただける翻訳案件は、獣医系雑誌の記事やセミナーのノート、スライドなどが中心です。
これらを翻訳することで、比較的新しい臨床関連の知識に触れることができます。
結果として、この業界でどのようなことが注目されているのかを自然と知ることができるようになりました。
もともと自分から積極的に新しい知識を取りにいくタイプではない私にとっては、大きなメリットだと感じています。
副業のデメリット
副業は空いた時間で行うものです。そのため、特に繁忙期に案件が重なると業務が思うように進まず、休日も作業に充てざるを得なくなります。
その結果、家族と過ごす時間がどうしても減ってしまいます。
もちろん本来であれば家族との時間も大切にしたいところですが、私はそれ以上に、家族に生活の不安を感じさせないことの方が重要だと考えています。そのため、この点についてはある程度割り切っています。
また、翻訳には締め切りがあるため、時には小説家や漫画家が締め切り前に追い込まれる時のような感覚になることもあります。
最後に

40代臨床獣医師である私が、副業を始めたきっかけや、そのメリット・デメリットについてまとめました。
少子高齢化が進み、将来の社会保障も不透明な時代に入っています。
そうした背景もあり、副業について考える方は今後ますます増えていくのではないかと感じています。
私自身の経験が、これから副業を始めようと考えている方の参考になれば幸いです。
