蛋白質はどれくらい必要?不足・過剰のリスクと正しい摂り方
蛋白質って1日に何グラムぐらい摂取すればいいのかしら?
最近は蛋白質を積極的に摂取した方が良いという風潮が出てきていて、多くの企業からプロテインパウダーが販売されていますね。
今日は1日にどのぐらい蛋白質を摂取すれば良いのか、一緒に勉強していきましょう!
目次
蛋白質とは?

「蛋白質が大事」とよく言われますが、
実際どれくらい意識できているでしょうか。
蛋白質は筋肉だけでなく、髪や皮膚、免疫にも関わる重要な栄養素です。
筋トレをしている人であれば気にしているかもしれませんが、
普段の食生活の中で十分に摂れているかというと、
意外と自信がない方も多いのではないかと思います。
私自身も、以前の食生活を振り返ると、明らかに蛋白質が不足していました。
その状態を改善していく中で、蛋白質が体に与える影響を実感するようになりました。
この記事では、蛋白質の基本的な役割や必要量、そして不足による影響について、できるだけ分かりやすく整理していきます。
蛋白質とは何か?

蛋白質は、筋肉だけでなく、皮膚や髪、内臓、さらには酵素やホルモンなど、体のさまざまな部分を構成する重要な栄養素です。
私たちの体の中では、蛋白質は日々分解と合成を繰り返しており、常に入れ替わっています。
そのため、食事から蛋白質を摂取し、分解された分を補っていくことが必要になります。
蛋白質はアミノ酸から構成されており、体内で合成できる「非必須アミノ酸」と、食事から摂取する必要がある「必須アミノ酸」に分けられます。
特に必須アミノ酸は体内で作ることができないため、食事からバランスよく摂取することが重要です。
蛋白質は何に使われているのか?

ここまで、蛋白質の基本的な仕組みについて見てきました。
では実際に、蛋白質は体の中でどのような役割を果たしているのでしょうか。
「筋肉の材料になる」というイメージが強いかもしれませんが、
それ以外にもさまざまな働きがあります。
この点を理解しておくことで、
なぜ蛋白質が重要なのか、
またどのくらい摂るべきなのかが見えてきます。
蛋白質というと「筋肉」というイメージが強いかもしれませんが、
実際にはそれ以外にも、体のさまざまな部分で重要な役割を果たしています。
例えば、
・筋肉や内臓など、体を構成する組織の材料になる
・皮膚や髪、爪といった見た目に関わる部分をつくる
・酵素やホルモンの材料となり、体の機能を調整する
・免疫に関わり、病気から体を守る働きを支える
など、体を維持するうえで欠かせない役割を担っています。
私自身、蛋白質の摂取量を見直したことで、
髪の状態に変化を感じた経験があります。
一見すると関係なさそうに思える変化も、
栄養状態が影響している可能性があります。
蛋白質が不足すると、
筋力の低下や疲れやすさ、
髪や皮膚の状態の悪化などにつながることがあります。
日々の食生活の中で、意識しないと不足しやすい栄養素でもあります。
どのぐらい蛋白質を摂取すればよいのか?

では、実際にどの程度の蛋白質を摂取すればよいのでしょうか。
一般的には、体重1kgあたり0.8g程度が目安とされています。
ただし、年齢や運動量によって必要量は変わります。
例えば、
・健康な成人:体重1kgあたり約0.8g
・中高年(50歳前後):体重1kgあたり約1.0g
・運動習慣がある人:体重1kgあたり1.2〜1.7g
といったように、活動量が増えるほど必要量も増えていきます。
アメリカスポーツ医学会でも、
総摂取カロリーの10〜35%を蛋白質から摂取することが推奨されています。
私自身も、以前の食生活では明らかにこの基準を満たしていませんでした。
プロテインは摂取すべき?

「プロテイン」と聞くと、特別なサプリメントのように感じたり、場合によっては筋肉増強ステロイドと同列に捉えられることもあるかもしれません。
しかし結論から言うと、プロテインはあくまで「蛋白質を補うための食品」であり、特別なものではありません。
そのため、日々の食事から十分な蛋白質を摂取できている場合には、あえてプロテインを追加する必要はないと考えられます。
蛋白質は、肉や魚、卵、乳製品などの動物性食品や、豆類や穀物といった植物性食品から摂取することができます。
動物性蛋白質は必須アミノ酸のバランスが良く、吸収が早いのが特徴です。
一方で、植物性蛋白質は吸収がゆっくりで、比較的カロリーが低いですが、アミノ酸のバランスでは動物性蛋白質に劣る場合があるという特徴があります。
実際の食事では、これらをバランスよく組み合わせながら、大人1人1日あたり50~60g、つまり1食あたり20g程度の蛋白質を目安に摂取することが理想とされています。
例えば、実際の食事で1食あたり20gの蛋白質を摂取しようとすると、お肉やお魚であればおよそ100g前後を意識するのがよく、納豆1パックには約6〜8g程度、お茶碗1杯の白ご飯には約3~4gの蛋白質が含まれています。
このように食品に置き換えて考えると、必要量をイメージしやすくなります。
ただし、必要量が分かっていても、食事だけで十分な量を摂取するのが難しい場合もあります。
そのようなときに、補助的な手段としてプロテインを活用するのは有効です。
プロテインには主にホエイプロテインやソイプロテインなどの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
次に、それぞれの違いや特徴について見ていきます。
ホエイプロテイン

ホエイプロテインは牛乳から抽出された蛋白質で、吸収が早いのが特徴です。
そのため、トレーニング後など、素早く蛋白質を補給したい場合に適しています。
ただし、乳糖不耐性の方では、お腹が緩くなることがあります。
その対策として、乳糖をできるだけ取り除いたタイプの製品もあります。
ホエイプロテインにはいくつかの種類があり、それぞれ成分や吸収の速さ、価格などに違いがあります。
詳しくは以下の表をご参照ください。
| ホエイプロテインコンセントレート(WPC) | 最も一般的なホエイプロテイン。乳糖を含みます。 |
| ホエイプロテインアイソレート(WPI) | 特殊なフィルターにより乳糖をできる限り取り除いたもの。WPCより高価。 |
| 加水分解ホエイプロテイン(WPH) | ホエイプロテインを加水分解により分解し、吸収されやすくしたもの。WPIより高価。 |
ソイプロテイン

ソイプロテインの特徴は、ホエイプロテインと比較して吸収がゆっくりなところです。
吸収がゆっくりなため満腹感が持続しやすく、また脂質も比較的少ないことから、ダイエット中のタンパク質補給として利用されることもあります。
またホエイプロテインと違い、乳糖を含まないので、乳糖不耐性の方でも使用しやすくなっています。
私の個人的な感覚としては、ホエイプロテインと比べるとやや溶けにくく、しっかり混ぜても少しざらつきが残る印象があります。
そのため、トレーニング後など、素早く吸収させたい場面ではホエイプロテインの方が適していると考えられます。
コラーゲンプロテイン
これまではプロテインパウダーと言えばホエイプロテインとソイプロテインでしたが、最近では、コラーゲンプロテインアイソレート(CPI)と呼ばれる新しいタイプのプロテインも登場しています。
最大の特徴は非常に溶けやすく、飲みやすいという点です。
従来のホエイプロテインやソイプロテインは、やや粘度があり飲みにくいと感じる方もいました。
CPIはこの点が改良されており、さらっとした飲み口で、ジュースのように飲みやすいとされています。
価格はホエイプロテインやソイプロテインよりやや高めで、他のサプリメントも併用している私にとっては、まだ手が出しにくい印象があります。
なお、私自身はまだ使用していないため、実際の使用感についてはお伝えできません。
私の蛋白質摂取

ここで、私自身の1日の蛋白質摂取量の一例をご紹介します。
- 朝食
- 白ご飯1杯(蛋白質約3g)+卵1個もしくは納豆1パック(蛋白質6~8g)+豆乳200ml(蛋白質12g)+ホエイプロテインアイソレート(蛋白質18g)
- 昼食
- お弁当(蛋白質約10g)+プロテインバー(蛋白質15g)
- 夜ご飯
- 食事(蛋白質約20g)+豆乳200ml(蛋白質12g)+ホエイプロテインアイソレート(蛋白質18g)
このような内容で、1日の蛋白質摂取量はおおよそ120g前後になります。
今の体重が75kgぐらいなので、体重1kgあたり1.53gの蛋白質摂取量となります。
実際に計算してみると、1食あたり20g程度の蛋白質を意識して食事を組むことで、特別なことをしなくても、健康維持に必要な量は十分に確保できると感じています。
しかしながら、筋肉をつけたい、身体を鍛えたいと考えている方にとっては、食事だけで必要量を満たすのが難しい場合もあり、プロテインを補助的に取り入れることは有効だと感じています。
- 様々な食材からまんべんなく蛋白質を摂取することが大切!
- 一食あたり20g程度の蛋白質が含まれていれば、一般的で健康的な生活にとっては十分!
- 筋肉をつけたい、身体を鍛えたい方にとっては、補助的なプロテインの摂取は有用!
- プロテインの選択は、乳糖不耐性の有無、価格などを総合的に考えて選ぶと良い!


