皆さん、こんにちは!
今日は映画紹介第4弾、1993年公開の『逃亡者』のご紹介です。
日本でも後にリメイクされたり、この映画自体が1960年代のテレビドラマをリメイクした物です。
”自宅に帰ったら妻が殺されており、状況証拠で自分が逮捕されてしまい、冤罪を晴らすために逃亡しながら事件の真相を究明する”という内容の映画です。
いつものように、あらすじにはネタバレが含まれますので、内容を知りたくない方は、感想のみご覧になっていただければと思います。
この映画が向いていると思う人
- 警察物が好きな人
- 信じる者が救われる様をみたい人
- ハラハラ・ドキドキが好きな人
序盤
ある日リチャード・キンブル医師(ハリソン・フォード)が帰宅すると、妻が何者かに襲われ瀕死の状態であり、リチャード自身もその何者かに襲われる。リチャードはその何者かの右手が義手であることを把握し、これを撃退することができたが、救急車が来るまでに妻は亡くなってしまう。
警察では、自宅の警備装置がしっかりしており、外部からの犯行が難しそうなことや、凶器である拳銃にリチャードの指紋が付着していたこと、妻の実家が裕福で、かつ妻が生命保険に入っておりリチャードが受取人であることで、お金の面で殺人の動機があることなどの状況証拠から、犯人扱いされてしまいます。
裁判でも、鍵は開いており、金目の物も盗られておらず、妻が瀕死状態でかけた救急車の要請の電話でリチャードの名前を口にしたことなどの状況証拠からリチャードが犯人にされてしまい、死刑判決を受けます。
中盤
刑務所に移送される最中に、同じ車に乗っていた囚人たちが脱走を試みたことで、護送車は事故を起こしてしまいます。護送車が線路に落ちてしまい、列車が間近に迫った緊急事態でもリチャードは善良な医師であったため、負傷した警察官を護送車から救い出します。
何とか手錠を外して、脱走に成功したリチャードは真相を究明するために逃走劇を始めます。この時点でこの事件はFBIの管轄に入り、サミュエル・ジェラード捜査官(トミー・リー・ジョーンズ)が指揮を執ることになります。
リチャードは、通りすがりの作業員の服を拝借し、病院で列車事故で負った自らの傷を治療し、負傷した警察官を運んできた救急車に乗って逃走します。サミュエルに追い詰められるも、何とか逃れることができます。
終盤
リチャードは病院に忍び込んで、義手のデータを抜き取り、そのリストから義手の男がフレデリック・サイクス(アンドレアス・カツーラス)という元警察官であることを突き止めます。
さらにそこから、サイクスが自分を襲ったのは、サイクスとつながりのある、同じ病院で勤めていたアレックス・レンツ病理医(デビット・ダーロウ)が依頼したものだと考えます。
アレックスが製薬会社(デヴリン社)と癒着しており、自身が開発担当である新薬の副作用に関する標本を正常なものとすり替えて臨床検査をパスさせようとしたのを、リチャードが邪魔したことが理由だと考えるのですが、アレックスは標本がすり替えられる前に事故死していました。
真相は、アレックスの上司であり、リチャードが親友だと思っていた、逃走中も何度か連絡をとっていたニコルズ(ジェローン・クラッベ)が、新薬の臨床検査の妨げになるリチャードが邪魔になったために、サイクスに命じてリチャード夫妻を襲わせたというものでした。
リチャードが真相に近づいたことに気付いたニコルズは、サイクスに命じてもう一度リチャードを襲わせますが、リチャードは何とかサイクスを撃退し、逆にニコルズを追い詰めます。
リチャードとニコルズの闘争中にサミュエル捜査官が駆けつけ、真犯人であるニコルズを逮捕し、リチャードの逃走劇がようやく終わります。
感想
信じていた人に裏切られるというのは、よく聞く話ですよね。
何が怖いって、最終的に人が一番怖いとも言いますし。
自分の信じた道をあきらめずに突き進む大切さも感じました。
インディー・ジョーンズシリーズなどで有名なハリソン・フォード、メン・イン・ブラックや缶コーヒーBossのCMで有名なトミー・リー・ジョーンズ、それぞれ好きな俳優さんなので、俳優さん目当てでも楽しめると思います。